神謡の背景
神謡の背景にあるものは、ミヤマカケスという鳥は、舌が肉質で他の鳥などの哺き真似ができることから、雄弁な神と呼ばれているが、この鳥が集ってギャーギャーと騒いでいる下には、必ず重要食糧であるシカの群がいるのです。
何故シカの上でカケスが騒ぐか不明であるが、永い経験でカケスが集ってさわいでいるのは、シカの所在を知らせる信号なのであり、その信号を出してくれるカケスが、神です。
その神の履歴を伝承するのがユーカラなのです。
元来ユーカラは神々の話であったが、文学的に次第に成長して、国土建設のために、異民族との間に永い間死闘を繰り返し、火にやかれて白骨になってしまうが、巫術を使う許嫁の乙女の力に助けられ復活し、強大な敵を倒して、破壊された国土を再建するという、英雄詞曲もあり、一般にはこれをユーカラといい、神々の物語りを神謡と呼ぷところもあるし、英雄詞曲をサコルペ(節をもったもの)どもいう。
また、北海道旅行で知ったのですが、女性が物語る、主人公が女性である女性謡曲というのもあります。